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対話型鑑賞75周年

対話型鑑賞が日本の学校教育に公に導入されて、今年で75年となります。


昭和22(1947)年、学校教育法制定にあたり、文部省より教科課程の基準として最初の学習指導要領(試案)が発表されました。


「学習指導要領 図画工作編*(試案)」(昭和22年)の「第八章 第三学年の図画工作指導 単元十一 工芸品及び美術品の鑑賞」には、 

(二) 指導方法──児童の活動  1.日常用いる工芸品などは,実際に使いながら,その美しさを比べる。  2.学用品や教室の花びん,その他について,どれが美しいかを批評しあう。また,家庭で使っている茶わん・盆・さら・などを集めて,どれが,どんなに美しいかを話しあう。  3.絵画や彫刻などの実物,または写真や複製品を見て,その美しさを話しあう。

という記載があり、「話し合う鑑賞」が示されています。

  (*図画工作編には小学校だけでなく、中学校美術も含まれています)

また、第四学年以降の鑑賞でも「感想を述べたり,討論したりする」「見方を研究し討論もする」といった指導方法が示されています。


「学習指導要領 図画工作編(試案)」(昭和22年)は、国立教育政策研究所教育研究情報データベースでご確認いただくことができます。


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