top of page

美術による学び研究会15周年学び研フォーラム:対話型鑑賞75年を超えて第2部「みつめていくもの」Long Versionの開催について




 去る6月11日(日)、国立オリンピック記念青少年総合センターにて美術による学び研究会15周年東京大会を開催いたしました。第1部は「みえてきたもの」として、戦後間もない昭和22年の文部省学習指導要領(試案)で示された対話による美術鑑賞の、今日に至るまでの全国各地の学び研会員の活動を俯瞰する試みでした。第2部は「みつめていくもの」として、さまざまな対話型鑑賞のこれからの在り方、美術教育の現代的な意義や位置付けなどの基調提案がなされました。


 第2部は、会場の時間的制約や機器の問題等から十分な進行ができず、参加者もプレゼンターも消化不良気味でした。また、アンケートの回答からも、「基調提案の内容が特に興味深く大変参考になった」「第2部の大局的な3人のお話が示唆的で、これからの仕事に役立つと思いました」「アートが社会と有機的に繋がってきていることを実感できました」等々、肯定的に受け止められている反面、「駆け足だったので「みつめていくもの」が掴みづらかったのは、残念」というご指摘も多くありました。

 そこで、こうした指摘を真摯に受け止め、今回改めて「学び研フォーラム 東京大会2023第2部Long Version」を開催することにいたしました。このフォーラムには、6月11日の東京大会に参加されたみなさまをご招待したいと思います(参加費無料)


 プレゼンの時間を十分に確保し、映像が鮮明な機器を使用し、また「対話による美術鑑賞のこれからについて、意見交換をする時間が欲しかった」という意見も尊重して、プレゼンの後に会場の参加者と共に対話の場を作ります。

 また、「スライドの内容を復習用に頂きたいです」との意見も散見されましたので、プレゼン内容をまとめた冊子を参加者限定で発行することとしました


 6月11日の東京大会の記憶も新たなうちに、再びみなさまと会することは意義深く、中身の濃い議論が行われることを期待いたします。



1.日時 令和5(2023)年8月13日(日)午後14時〜17時30分


2.場所 株式会社学研ホールディングス会議室

     (東京都品川区西五反田二丁目11番8号)

3.アクセス

東京駅から  JR山手線五反田駅下車徒歩約5分


4.内容  

(1)これからの美術鑑賞教育の方向性(第2部テーマ みつめていくもの)

◯基調提案:古岡秀樹(株式会社学研ホールディングス・才能開発教育研究財団)

      上野行一(美術による学び研究会)

        

(2)フォーラム

◯パネリスト

 文化行政から  林保太(文化庁)

 学校教育から  鎌田悟(秋田市立桜小学校)

 美術館から   真住貴子(国立新美術館)

 企業から    吉田晃子(新潮社)

     

参加者全員による意見交換


司会:前沢知子


5.参加費  2000円(資料冊子(非売品)付き) 

※事前に学び研公式サイトより登録および入金してください。

※6月11日の東京大会参加者はご招待します(参加費無料)。但し参加登録は必要です。


6.懇親会  5000円




最新記事

すべて表示

【予告】美術による学び研究会2024静岡大会/第6回 日本・美術による学び学会 開催決定

次回、静岡大会の開催日が決定しましたのでお知らせいたします。 日 時:2024年11月2日(土)・3日(日)※ 時程未定 場 所:静岡県立美術館、芹澤銈介美術館、駿府匠宿 大会テーマ:造形活動における対話 ~意味生成的な学び~ 静岡大会では研究テーマを「造形活動における対話~意味生成的な学び~」とし、具体的な処方について考えてみたいと思っています。私たちが造形活動を構想する際、どのような対話を設定

学会誌ページに論文2本がアップされました

日本・美術による学び学会 編集局です。 本日、下記の論文がアップされました。 ○4巻第1号 「Z世代に贈る「思考を揺さぶる映画鑑賞」  ~短編アニメーション映画「父と娘」の授業実践を通して~」 松永 登代子*(福岡県飯塚市立穂波東中学校(飯塚市立小中一貫校穂波東校中学部)) ○4巻第2号 「芸術統合学習としての STEAM 教育の考察(2) ―中教審における STEAM の A に関する議論につい

bottom of page